20130626
●09 - 色入れが始まりました
今日は1日、雨がしとしと降り続いている長野市。
すやり霞に色が入り、現在、大絵馬が奉納される
「千歳の宮」が彩られてきました。
地元の方々も制作を見学に来てくださり、
筆を走らせる手にも力が入ります。
色が入った部分は、まるで、
尾頭の手から命を吹き込まれているようです。
記:西澤純子
20130624
●08 - 原画写し完了、色入れ開始
夏至を過ぎ、毎日暑い日々が続いております。
先日運び込まれた板材は生もので、
水分の影響により歪みやずれが生じやすく、
温度や湿度の調節に気を遣いながら制作を進めています。
先週末、板への原画転写を終え、
上から下地を薄く塗り施しました。
そして本日より、色入れが始まります。
記:西澤純子
20130609
●07 - 大絵馬となる板材、届く
6月5日、水曜日。
制作場所である公民館に、大絵馬となる板材が届きました。
雇い実加工を施した厚さ一寸の杉板は、とても存在感があります。
表面は超鉋がけされており、ここへ原寸大下描きをトレースします。
工程としてはその後、下地剤を薄く均一に塗り施し、筆で描き込んでいきます。
杉のやわらかい香りのする制作現場。
本描きのはじまりです。
記:OZ/尾頭/山口佳祐
20130607
●06 - 原寸大下描き、仕上がりました
5月9日から始まった原寸大下描きの制作、
予定通り、6月5日に仕上がりました。
畳約1枚分の真っ白な紙は、時間を重ねるごとに
生き生きとした表情の人物や、象徴的な建物で埋め尽くされ、
北信五岳上空には、町のシンボルである 鶴 が羽ばたいています。
大絵馬に描き落とされた人は、総勢463名。
昨年の秋祭りに参加した人々が忠実に描かれており、
公開制作を見学に来た方は、その忠実さに驚いているようです。
現在、絵師の尾頭は本描きに向けて、準備を進めています。
いよいよ本描きが始まります。
記:西澤純子